大潟村のソーラーカーレースはこうしたらいいと思う…というオハナシ。
秋田のというか、大潟村のソーラーカーの大会…どうしたらいいのかってのを、なんの権限も無い(笑)自分がこんなことを考えたよ…ってのを書いてみたいと思います。
出場台数がガクンと減ってきた秋田の大会ですが、それでも続いて欲しいんだ…というオハナシで。
言いたいことはこんな感じ。
- 途中下車〜より参加しやすくするために
- ポルダーカップ(仮称)の創設でなんでもウェルカム
- 街へ出よう〜地元と触れ合う大会
では、今回もテキストだけで。
前回同様、現実も知らずに勝手なことを…みたいな部分が多々あると思いますので、先に謝っておきます。
ごめんなさい。
あと、前回と前々回の記事に関して「オリンピアクラス」と検索して冷や汗。
ソース見られたくないほど、汚いソースのブログなんですが、検索エンジンの相性は悪くなかったようで…(^_^ゞ
慌てて、まっとうなページにもリンクしておきました…
途中下車〜より参加しやすくするために
これはもうなんとなくタイトルでわかると思うんですが、途中下車をしやすいような方法を考えましょう、と。
つまり大会への参加を途中で終えやすくする。
これは、予選と車検を同時にやったとしても4日間かかる参加日数を減らす一つのアイディア。
で、どうするの?
って問われると、これは、もう単純に、毎日表彰式をやればいいだけ。
コストは賞品や賞金が出ないという前提で賞状代だけですわな。
考え方は二通りあって、単純に「その日の周回数で表彰する」方法と、「前日からの積み上げ」で表彰する方法がある。
要するに2日目に「2日目だけの周回数」でやるか「1〜2日目の周回数」でやるか。
後者なら3日目の表彰イコール総合結果でいいんだけど、前者の場合は3日目に「3日目の成績」と「3日間通しの成績」の2つづつ表彰しないといけない。
手持ちのバッテリー残量の有利不利もあるんだけど、初日、マシンのトラブルで沈んだチームが2日目以降にゾンビのように走り続けなくてはいけないことを考えると「初日、搬送されまくりで周回数マイナスになっちゃいましたけど、2日目はクラス2位になれましたー」ってせめて言える「その日の周回数で表彰する」形式の方がいいかもしれない。
そうすると、車検〜2日目だけで帰るチームがいてもいいし、社会人チームで主要メンバーがどうしても休めないなどの理由で、2日目のレースだけ休んで3日目また復帰するとか出来ていいと思う。
もちろん、3日間持たせるつもりの人と、1日だけ勝てばいいやーって人では後者がはるかに有利なんだけどもね。
ポルダーカップ(仮称)の創設でなんでもウェルカム
前回の記事(そろそろ真面目にオリンピアクラスとソーラーカーの未来について語ってみようか。)で書いたなんでもウェルカム路線に関連するんだけど、なんでもウェルカム路線にすることで賞典対象にならないクラスが増えてくると思う。
※レギュレーションでは3台でクラス成立。
あるいは、ソーラーカーの競技団体の混乱で(これは混乱と言っていいと思う)、結果としてレギュレーションがバタバタしてしまったこともあり、様々な規格が乱立してしまったこともある。
わかりやすいところでは、ハーフとエンジョイの細かい違いや、秋田には鈴鹿のチャレンジにあたるクラスが無いとか。
わかりにくいところではカットアウトクラスだったり、ISF4000とかあのへん。
そこで、ある程度の有利不利が発生することは承知の上で、クラスが成立したところはきちんと賞典だすし、総合優勝はあくまでも従来の総合優勝ねってことにして、どっかの協賛企業なりを冠した全てごちゃまぜの「ポルダーカップ(仮称)」というのも作ってみたらいいんじゃないかと思う。
これは、レギュレーションとしては単純。
「前年度の同カテゴリーのマシンの成績を基準として、全てのカテゴリーがイコールとなるようにオーバータイムを予め調整する。」
これだけ。
シンプル。
追加で「但し各クラス毎の成績や総合成績はオーバータイム調整をしないで表彰する。」というのは必要。
ちょうど、成績の中心となるクラスから上はオーバータイム加算状態からスタートして下はマイナスのオーバータイムからスタートするって感じ。
SUPER GT選手権みたいにバラストなんか積んじゃうと、ソーラーカーの場合はいろいろ難しいことになるんで、秋田名物(?)のオーバータイムで調整しちゃえっ、と。
例えばフリーのフルクラスはいきなりオーバータイム360分からスタートするけど、ハーフのジュニアクラスはオーバータイム-300分からスタートする…みたいな。
※後から気付いたけど、このマイナス300分オーバータイムは3日かけても使い切れないので180分越えで周回数プラスしないとダメだわ
これは、結果としてBペナにいきなりなって周回減算されるカテゴリーが出てくるかもしれないけど、それはそれ。
前年の優勝チームより高効率で走れれば良いわけだし、レースのあやというか、トラブルとかで引っ繰り返るかもしれない。
これで、とりあえず、どんなマシンでも「レース」が楽しめるってわけ。
例えば、2人乗りクラスであったり、ハーフのフリーであったりしても、どこかのクラスに編入するってことが要らなくなる。
ま、これ、参加1台だけのカテゴリーのチームが有利になる可能性が高いんだよね。
例えば1年犠牲にして翌年本気で走ればかなり優勝の確率が高まる。
ただ、傍から見て有利そうに見えるならそのクラスに参入してもいいわけで…。
あと、前年、全く参加していないクラスのチームについては、これはもう、大会本部が適当に決めるしかない。
例えば、スターリングエンジンとソーラーのハイブリッド車です、みたいなのが来たら、これはもう、走らせてみるしかわからないわけで。サイアク、1日目の走行や2日目の走行を見て後出しで調整してもいいわけで…。
あくまでも、新聞発表とか公式の記録となるクラスごとの成績や総合優勝は別なんだけど「ポルダーカップ(仮称)」というのがあれば「○○クラス優勝でした」と1台しかいないのに苦しく報告するよりは「ポルダーカップで○○大学のソーラーカーを破って、4位になりました!!」と言えた方が楽しいでしょう?ってオハナシ。
いやいや、それだとこういう問題がある…ってのはあると思うし、それだったらオーバータイムじゃなく、こうするといいよって案もあるかもしれないけど、とりあえずは本来のクラス毎のレースに影響を与えずに、ちょっとしたレースを楽しみましょう〜くらいの気持ちで。
この2つの途中下車とポルダーカップ(仮称)で、鈴鹿で走れなくなったチャレンジクラスのマシンとかがちょっとでもいいから秋田で走ってくれると嬉しいんだけどなぁ。
どうでしょう、高速1000円か高速無料化ですから。(ま、渋滞がタイヘンだという説もある)
街へ出よう〜地元と触れ合う大会
いつも思うんだけど、初期の頃はともかく、地元となんとなーく触れ合えてないなぁ、って思うわけです。
初期の頃はバーベキューとかあって楽しかったなぁ。
あの、みんなが台車で余ったビールを持ち帰るようなバブリーな事は要らんけども、会費払ってでもバーベキューとかやれると楽しいなぁ。竿灯の実演とかもあったしねぇ…あの頃。
いや、もちろん、今でも、役場の方や潟郎の皆さんとは触れ合えているんだけども。
本部の場所があまりにも村の中心部から離れてるってのも大きいのかもしれない。
潤沢な予算があるのであれば、みゆき橋に本部を持ってくるっていうテもあるんだよね。
あそこは実は車通りも多いし、少なくても今の南の外れよりは、大潟村の中心部にも近い。
それから、今の南の外れの場合、自分たちのチームや贔屓のチームのマシンを見られるのは20〜30分に1回だけども、コース中央にあたるみゆき橋付近に本部と観戦スペースがあれば、それが10〜15分に1回見られることになる。
まぁ、みゆき橋付近には電気と水道が来ていないという話もあるので、秋田が誇る究極のエコ物販であるところのババヘラくらいしか給食施設が設置出来ないかもしれないけどもね。
あとは、同じく潤沢な予算があるのであれば、北の折り返しのスプーンカーブを復活させるついでに、あっちを本部にするテもある。
村の中心地からの距離は同じようなもんだけど、本土側(笑)の人口もそれなりに多いあたりにいける。
ついでに高速のインターも近い。
但し、贔屓のチームのマシンが見られる頻度は低いままになってしまうのは同じ。
ただ北の排水機場周辺の方が土地が狭い気がするので、ピットエリアやキャンプエリアは南に残しつつ、案内上の観戦ポイントだけ北にするってのが現実的かも。これはみゆき橋付近本部案でも一緒だわな。
でも、潤沢な予算が無いのはわかっているので、そんな夢みたいなことはおいとく(笑)
現実的にやれそうなのは…
「金曜日か土曜日に車検を村の中心部でやってしまう」
本当はWSCや能登のソーラーチャレンジみたいに体育館でやれればベストなんだけど、やれるかどうかわからんし、今でも外で車検やってるんでそのままサンルーラルの駐車場あたりでやってしまえばいいと思う。
最高速コンテストは出来ないけども、ブレーキテストくらいならやってしまえるんじゃないだろうか?
(てか、そもそも最高速コンテストはソーラーカーでは要らないんじゃないかとも思う)
潟の湯に来ている周辺の市町村の皆さんや、大潟村の小中学生にソーラーカーを見て頂くチャンスでもある。
もちろん、大潟村の皆さんにも良く見て頂ける。
いい宣伝にもなるし、ついでにあのあたりでウェルカムパーティー的な事が出来れば最高だ。
そこで、車検を見掛けた人が「そうか明日からソーラーカーの大会やってるのか。場所は南の排水機場のとこな」って思ってもらえれば、本部を移すのと大差ない効果があると思うんだけどなぁ。
とにかく、南の外れまで来てもらえないのであれば、こちらから村の中心部に出て行けばいいこと。
車検会場まで運ぶのはタイヘンだけど、そもそも皆トラックとかで持ってきてるし、オーストラリアや能登では当たり前にやっていたことなんだから、ね。
とまぁ、いろいろ書きました。
会社に余裕があったら、自分とこでやったり、自分で試算してみたり、いろいろしかるべき筋に働きかけたり…と出来るんですが、なにも出来ない現状ではヨタ話。
来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、もうちょっといろいろ来年は動ければいいなぁ。
参考URL:
WSR / JISC 公式ページ
WSR / JISC 2009 公式リポートページ
WSBR2009公式リポートページ
Posted by waka at 2009年8月 6日 07:15
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これコメントしようと思っててしてなかったですねぇ。
もう今年の大会も終わってしまいましたが・・・
なかなか難しいテーマだとは思いますが、前回同様 語弊を恐れず思うままに書いてみたいと思います。
途中下車はどうなんでしょうね? 手軽さ(悪い意味でなくてね)を求める人たちはWSBRのSクラスに移行しているのでは?と思ってしまいます。 手軽さを求めると権威(あまり好きな言葉ではないですが)が落ちないかなぁ? って。
K-1が開催された当初、一体ベルト持ってるチャンピオンってどれだけ居るの? と言う位ベルト持ちがやってきたような記憶があります。 当然団体の数だけベルトはある訳ですが、あんなに乱発するとありがたみが薄れるなぁ・・・と。
歴史があるからこそチャレンジする価値がありますよね。
カテゴリーの細分化は何かしらネガがあるんじゃないかなぁ・・・と直感的に思ってしまいます。
ポルダーカップはなかなか良い案では?
ストッククラス/フリークラスみたいなイメージかな? 最低限の規格は必要でしょうけど。(車両の最大枠含めた走る曲がる止まるという点で) 異種格闘技的な側面も出ますが(ルール次第で勝負が決まるみたいな所?)少なくとも参加できる可能性のある車両が増える事は間違いなしですよね? ただエントラントがその分居るかどうかは別問題ですが・・・
地元と触れ合う大会は大いに賛成ですが、ハードルは高そうですねぇ・・・
村央で車検なんて実に妙案だと思いますが。
なんなら秋田駅前でやりますか?
目を向けさせる は個人的には考えた事もあるのですが。とちおとめ号に誰か著名な方に乗って戴くとか。(チーム方針として”身内で”と言うのがあるので実現しませんでしたが、唯一の打開策は”小柄で体力のある有名女性を身内にしてしまう事なのですが(笑))
この季節の風物詩である野球も何故春夏あるか不思議だったのですが、あれは主催の新聞社が違うんですねぇ。某局がバレーを押すのも不思議でしたが、特に高校女子は某大手芸能プロダクションとの提携が上手く行ってるんですね。お互いの利益が一致して。 やはりメディアの力は凄いですよねぇ。
ゴルフやバトミントン、卓球はスター選手のお陰で人気が上がってますが、ちょっと団体側はそれに頼りすぎなのでは と言う印象を受けてしまいます。(何も努力してない訳ではないと思いますが)
ソフトボールは是非頑張って欲しいのですが・・・やはり世界的な競技人口等考えるとこれまた厳しいのでしょうねぇ。自分のチームが良ければ良いんだ的な視野の狭い先生方には是非彼女達の努力を見習って欲しいものですが。
自分が一番凄いなぁ と思うのはハンドボールで某有名選手が自らメディアに露出する事で、それも単に目立つのではなくアスリートとしてのポテンシャルの高さを見せる事で競技そのものに目を向けさせる と言う努力が心底素晴らしいと思います。
こういう素晴らしい例も多々あるのですが・・・応用は難しいですね。
いずれにせよ活動内容のPRは重要だと思います。
”そういう事はお金がある企業が率先して・・・”なんていう先生が出る様ではおしまいですけどね。
うーん 前回に引き続きなんだろう? つれづれなるままに と言う感じだ・・・
どもですー。
そっかー、確かに乱発というキライはありますね。
なかなか難しいですやねぇ〜。
結局、今年は1台だけのカテゴリーでも表彰することになったのですが、それはそれで良かったと思います。
それはそれとして、個人的にはやっぱりポルダーカップ(仮)みたいな全チームが同じ(ような)土俵に立つ表彰も欲しいなぁ、と。
小柄で体力のある有名女性を身内にするのもぜひ頑張って頂きたいところではありますが(笑)、気合いの入ったマシンってのはやっぱり出てきてくれるだけで盛り上がるんですよね。
なので、ぜひぜひ、またマシンを持ってきてくださいよ〜ってことで。