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2009年6月24日

「レッドシャイン」は、なかなか面白い!!

今頃、気付いた「レッドシャイン」

表紙の画像を見る人が見ると「おおっ!?」と思うとともに内容というか舞台がパッと頭に浮かぶという…

そして、本屋で「レッドシャインありますか?」と言う時に「レッド社員」だと思われてないだろうか?と不安になるという。

P1140422.JPG

あらすじは…

手先が器用だけど、友達に誘われて高専に入っただけでやりたいことが見つからない男子高専生の澄川が、ちょっとしたきっかけで誘われたエネ研に参加。恋や将来について悩みつつ、大潟村のレースに参加を目指していろいろやってるうちにあまり興味が無かったソーラーカーにもはまっていく…

みたいな感じ。
いいなぁ、青春。って感じですよ。ええ。

ソーラーカーを舞台にした作品といえば、かの迷作(?)「RACE THE SUN」が有名ですが、あちらは「おおー、実物のGMサンレーサーが走っているぜー!!!!」というあたりが見どころで、それ意外の部分はなんだかなーって感じなんですけども、この「レッドシャイン」に関しては良く出来ていると言わざるを得ません。

取材がきっちりしてることもあって、読んでいて「ここがおかしい!!!」というところはほとんどありません。
(オーバータイムのレギュレーションがちょっと間違ってるくらい?)

特にドライブしている時の描写がなかなか秀逸で、主人公みたいに恋心を抱いている相手の事を考えるこたぁないですが、確かに淡々と続くソーラースポーツラインを走っている時はあんな感じでいろいろ考えるなぁ…とか、そうそう速いマシンがびゅんって越していくんだよなぁ…とかね。
3代目のジョナサンで、すげー高速で回ってこい指示が飛んだ時以外は、だいたいあんな感じでしたよ。
うん、リアルリアル。

自分も走っていたからでしょうか、ピット前を通過していく時のピットの面々の描写なんかもすごーく良くわかるというか、映像として浮かぶというか。

あまり、細々とネタバラしするのもなんですが、秋田弁のまったりとしたレース実況のおじさんが笛の音に反応して「お、1位が来ましたね。○分で回ってきましたよ、早い早い」なんてやってるところなんかはニヤニヤしちゃいますね。

そして、折り返し地点でボランティアが手を振ってくれるけど、ハンドル操作で振り返せないなんて描写も。
つくづく、折り返しのボランティアたちが謎の踊りをしていた…みたいな書かれ方をされなくて良かったなぁ、と(笑)

若干、鈴鹿より大潟が好きなんだーっていう登場人物が多いこともあって、鈴鹿のソーラーカー好きの人にはビミョーかもしれませんが、おっこのマシンはここのチームだなとか、おおーちゃんと燃料電池ハイブリッドもいるぜーとか、業界(笑)の人はいろいろと楽しめると思います。

一応、中高生くらい向けの本だと思うんですが、大人が読んでも充分に楽しめるかと。
いやいや、面白かったですねー。
ドラマ化してくんねぇかな(笑)

 
Posted by waka at 2009年6月24日 14:28
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コメント

これは知りませんでした。 是非入手せねば!!

なんか”ロボコン”を彷彿とさせますよねぇ。 まだ観てないけど・・・ あの映画は栃木の某高専がモデルなんですよねぇ。

 映像化されることがあるのでしょうかねぇ。 ちょっと期待してしまいますね。

早速探してみます(笑
恋愛絡まないと青春小説にはならないですね~
映像化する時には折返しでの変な踊りとプロミネンスの音響を前面に!

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