2003年7月12日
一応、デザイン業界におるんですよ。自分。
というわけで、デザインのコトについて書いてみようと思うわけです。
とはいえ、堅い話をするつもりはさらさらなく・・・。
で、今回は、変態さんのお話です。
変態さんとは言い過ぎました。
全国の変態さん申し訳ない。先に謝っておきます。
時々、暇つぶしに変態性欲者のサイトを見てみるんですが、いやはや興味深い。
長崎の事件も若くして立派な変態さんの事件でしたが、もっと業の深い人が世の中にあふれているわけです。
およそ、自分に興味のないジャンルのものでも、深く突き詰め、自分の思想や考えをあつく語るものは、それがホームページであれ、本であれ、感銘を呼ぶモノなのです。
いや、変態性欲話でもですよ。
まぁ、同性愛から始まって、極端なフェチやら、生ゴムマニアに至るまでいろいろ見てきたなかで、もっとも刺激的でかつ衝撃的だったのは、去勢マニアの存在でした。
ああ、なんて話を書いているんでしょうか。
去勢マニアの事は、こんな感じでホームページで聞きかじっただけなので、間違っていることを書くかもしれませんが、そのときは去勢マニアのみなさん許してください。
去勢マニアは大きくわけて、二つのパターンがあります。というかあるようです。
SM的興味から発展した痛みを突き詰めたタイプ。
そして、美の追究から発展した純粋な去勢マニアです。
前者の場合は、去勢寸前までいくのが最高なわけで、実際に去勢されてしまうと、もう二度と味わえないわけですから、痛めつける、潰される恐怖を味わう、あたりどまりなんですね。
後者の場合は、痛みに対しての興味はなく、むしろ去勢行為自体は恐怖な訳で、不慮の事故や病のために去勢されてしまった人のその後どういう生活を送っているのかといった話などを聞いてはうっとりするようです。
いや、立派な変態さんですわ。
もちろん、自分が正常かどうかは微妙としても、ここまでの変態さんでは無いので、理解しがたいのですが、後者の気持ちはなんとなくわかる気がします。
というのは、海外のマニアの方のその写真を見て、なるほど・・・とうなずいたからです。
さてさて、男性性器は、機能美といった言葉をかろうじて当てはめられるかもしれませんが、決して美しいという表現はしがたい立体物ですよね。
また男子バレエの人を引き合いに出すまでもなく、それは、着衣下においても、腹部から下に向かい背中へと繋がる面に無用の突起物の存在がわかるわけです。
耳はまあどうかねぇと微妙な存在ではありますが、鼻など他の部位の突起物は基本的に滑らかな形状ですし、その2点をのぞくと基本的に人体は滑らかな曲線にて構成されているわけです。
美しいですよね。まぁ、人間に限らず、自然界に生きる生物の体というのはそういうものなのです。
女性の体においてはさらに顕著になります。
曲線美はさらに磨かれますし、着衣下においては、およそ、無用の突起物のない美しい面構成をみせます。もちろん、腹部から背中へとつながる面は美しい弧を描くだけです。
プロダクトデザイン的にはフラッシュサーフェースと呼ばれるモノです。
女性の方が美しい曲面で構成され、変なでっぱりやら、角やらがない。
これは、水着やレオタードだけでなく、ジーンズ等を着た場合でも差が出てきます。
左の車体は無用の出っ張りが数多くありますが、右の車体はガラス面も可能な限り車体と同一面になるように構成されています。
これがフラッシュサーフェース。
騒音の低減、空気抵抗の最小化など様々な効果があるだけでなく、見た目にも美しいわけです。
では、女性性器は美しいかと問われると、決して美しいとは表現できないものです。
では、理想のボディ形状とはなにか?なにが美しいのか?と問われるならば、やはり無用の凹凸をなくした、そう、たまにデパート見ますね、マネキンが服を付けていない状態。
あれに近いものではないでしょうか?
デザイン的に人体の形状を考察して出てきたこの究極の人体。
それを求めているのが、去勢マニア(後者)なのでした。
そう、私が海外サイトでみかけた、彼の股間には見事に何もなかったのです。
決して、いわゆる性転換手術ではないのです。
去勢マニア(後者)の方は、やはりズボンをはいているときでも、無用の突起物を忌み嫌い、己の体に嫌悪感をもっていらっしゃるようです。
それは、一重瞼をいやがる女子中学生がアイプチを使うがごとく、前バリといった形で現れることもあるそうです。
なるほど、、、と頷きつつ、閲覧を終了しました。
理解は出来るが、共感は出来ない。
そんな去勢マニアではありましたが、立体造形物におけるフラッシュサーフェースの美しさを再確認させられる変態性欲者サイト巡りであったのでした。
Posted by waka at 2003年7月12日 04:42
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麿赤児はフラッシュサーフェースデザインですか。
デザイン面でフラッシュサーフェスが優れているというのは、地上の話で、今でも月面着陸船の空気抵抗の塊のような機能美は衝撃的です。空気がないところだから当然ですが、必要なところに必要な部材をくっつけて一丁出来上がり。サターンロケットの内腔に収まればそれでいいという究極のおっつけ仕事(NASAすぁんごめんなさい)
出っ張りだらけの集合体でもあんなに美しくなれる見本みたいです。