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2004年6月18日

悪魔のノート。東北「道の駅」への旅(1-1)

以前、悪魔のコンビニ「F」について書きましたが、世の中には悪魔の仕業としか考えられないものが他にも有ります。
それは、一冊ノート。
タイトルは「東北道の駅スタンプラリー2004 スタンプ帳」であります。

これは、まぁ、タイトル通りのもんなんですけども。
5月の連休中。
ふと、立ち寄った道の駅でこれを手にしたときから、悪魔に取り付けれてしまいました。
ああ、なんということでしょう。
なんとなく買ってしまった100円のノート一冊。
なんとなく押してしまった最初のスタンプ。

それ以来、空白ページが気になって仕方が無いのです。
さらなる悲劇は、私の現在の本拠地が八王子という関東地方にある地域なのにも関わらず、「関東道の駅スタンプラリー」ではないということ。
これは非常にキケンであるといえます。

「なお、全駅完走者の方全員に「第10回記念完走証明書」と「ステッカー」をお渡しします。」
たった、これだけの悪魔の囁きと、スタンプが捺されていないページがあるという画竜点睛に欠く感。
ひとたび、足を踏み入れたら、延々と続く「106」駅への巡礼に出ざるを得ない悪魔のノートいえましょう。しかも、東北かよ(笑)

まぁくわしくは、こちらへ
東北「道の駅」スタンプラリー2004公式ページ



これが悪魔のノートだ!!

前置きが長くなりました。
とある5月の週末。
このノートを手にしたとき、秋田からの帰りだったんですが、その時にスタンプは2個押しつつ帰ってきました。
残る104マスを埋めるぺく、まずは、宮城方面に第1回の出撃です。


潤沢な資金があるわけではないので、緊縮財政となるのはいつものこと。
国道16号線をずずっと走り、ちょうど都心部を通らずに済むようにぐるっと武蔵野線の外側を通って東北方面に抜けるルートを選択します。

もはや通り慣れた入間、狭山、川越といった街を抜け、国道17号と一時合流する大袈裟なジャンクションを通り過ぎ、いまひとつ垢抜けない埼玉のゆりかもめこと、埼玉新都市交通の高架が寄り添うがごとく貼り付く東北新幹線の高架を潜ってしばし行き、国道16号線から県道3号線へ。
蓮田、白岡、久喜といった町々を郊外型の店舗が建ち並ぶ中、栗橋で国道4号へと合流し、利根川を越えます。

そのあと、横移動で新国道4号へ。
このへんは、国道4号は、立体交差が中心のバイパスと普通の道路の二本立てになっている珍しい区間でもあります。
渋滞する区間もありますが、概ね、流れもよく高速並みの快適な道路です。(速度に注意!!)
快適であるだけに、つまらないと言えます。

せっかくの下道ですから、バイパスは避け、街を抜ける区間も今では県道に格下げとなった、商店街を抜けるような区間を選択したいものです。
この元国道区間はナビの画面を見ていると、国道が駅を避けるが如く、迂回しているのが見て取れますので、歴史を知らずとも旧区間を選ぶことができるでしょう。
絶対、こっちの方が味があってオススメです。

新4号で快適に宇都宮の手前まで走ると、右手に日産の工場が見えてきます。
招待客用のショールームでもあるのでしょうか、ここには国内では珍しい「インフィニティ」ブランドのディラーの看板がちらっと見えます。
インフィニティ(infiniti)はトヨタで言うところの「レクサス(Lexus)」、本田で言うところの「アキュラ(Acura)」同様の主に北米向けの国内メーカーのプレミアム版別ブランドです。
レクサスもインフィニティも近々、国内導入が予定されていますが、今のところ国内でインフィニティの看板が見えるのは、ここ日産栃木工場だけです。
日産の新しいCI戦略はなかなか良くできていて、ディラーなんかもキレイに改装しているのですが、工場の方も新しいCIに基づいたデザインの看板やゲートに変わっていました。
この区間高架を走ることになるのですが、あえて、側道に降り、さらっと鑑賞したのち、コンビニでしばし休憩します。



新デザインの日産栃木工場のゲート


エントツの日産ロゴタイプは旧デザインだよなぁ
そもそもマニュアルで縦使用は禁止なんじゃないか(笑)?

国道新4号は、日産の工場を過ぎると、すぐ宇都宮市街地の東側を大きく迂回する格好で通り抜け、元からある国道4号と合流します。

ここからグッと味が出てくる区間です。
旅に出てきた!!
という喜びがあふれてくる区間となります。



iモード風、パチンコ店。
このロゴはいけないと思いまーす。


初期型のコジマ電気。
北関東を走っているんだー!!という気分になります。


お、ネッツ店の看板、新デザインだなぁ

途中で、テキトーに休憩を取りつつ、国道4号を北上していきます。
昨年の夏、S女史とK嬢が青春18切符での帰省をしたときに、乗換えで途中下車した「黒磯」の街がイイ感じだったとの情報を元に黒磯市街地は国道をトレースせずに、(おそらく)旧国道の道を通ることにします。



バブル崩壊以来、国会の移転の話題、無くなりましたねぇ。


とても良い天気であります。


消えたはずの「ビスタ店」が!!!!
と、近づいてみると閉店済みでした。


現国道を外れたせいでも無いでしょうが、ネッツのロゴは旧タイプに。
ホンダのロゴの変化よりはわかりやすいですよね。

一気に旅情が増してきました。
道路沿いにあるドライバー向けの食堂や店舗もグッと味が出てくるとともに、渋い建物が沢山見られる黒磯市街地に入りました。
時間があまり無いのでじっくり見られませんでしたが、一度はゆっくり訪ねてみたい街です。



渋い商店街。昭和40〜50年代風味ですねー。


こちらはさらに渋い。
北関東は大谷石とか、ああいった石積の建物多いですよね。


黒磯駅。
新幹線が被さっていますが、ここは通過です。


振り返るとこんな感じ。時間帯のせいも多少有るでしょうが、
中心市街地の空洞化はどこも一緒ですね。


そして、駅前にはコレ。
たまりません、渋すぎです。もちろん草もち購入。


こんな建物も。
かつての繁栄がしのばれます。


同じ交差点の逆サイド。
こちらも昭和40-50年代テイストですね。
いわゆる看板建築風のイイ感じのお店です。

ちょっと寄り道が過ぎたようです。
ここからは、高速で一気に、宮城県内最初の道の駅に向かいましょう。
続きはまた今度。

 
Posted by waka at 2004年6月18日 11:36
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コメント

 あれっ!
『宇都宮』の文字が見えたのに餃子を食べたって話がで来ないなぁ(笑

はじめまして、青プリ@88です。
宮城県の名物といえば、牛タン・笹蒲鉾・萩の月・ずんだ餅
蔵王のお釜・青葉城・菅生サーキットetc・・・
昔仙台に住んでいたもので、懐かしいなぁ〜。

「1-1」っていかにも長く続きそうですね。(笑)
早く続きが読みたいです〜。

miya@wakaさんの文才が羨ましい

みなさま、ありがとうございます。
ふっふっふー、宇都宮の話は1-3か4あたりで(笑)

宮城の名物といえば、絶望的な定食屋「佐々久」もお忘れなく(笑)

そして、1-1と付けましたが、これは第1回出撃のその1なんですが、まだ第2回の出撃はしていないので、どうなりますか(笑)

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