パンクの話。
パンクの話を。
といっても、音楽ではなくタイヤの方のパンクであります。
さて、私は、ソーラーカー乗りとしては、珍しくほとんどパンクの経験がありませんでした。
ソーラーカーのタイヤといえば、ツルツルのタイヤにうそーんという空気圧で極限まで転がり抵抗を削ってますんで、バーストあたりまえ、パンクは日常茶飯事だったりするんですが、幸いにして、私は、パンク経験が無いんですよ。ほとんど。
だから、巡航中にバーストするとどんなことになるのか、経験として持っていないんですね。
アライメントの狂ったマシンで大潟村のコースに飛び出していって、一日の走行が終わった後に見てみたら、タイヤがヅルムケ、なんてこともありましたけども、幸いにしてパンク経験をせずに済んだわけです。
私のソーラーカー乗り人生の中で、ただ一回のパンク経験は、1999年のWSC。
オーストラリアで開かれる大会でのことです。
世に言う「new road」事件であります。
「new road」事件とは、コースの下見をしたときにですね、スタート地点であるダーウィンからちょっといったところで、道路の工事かなんかがあって、片側交互通行だか、一回路肩に降りるだかするところがあって、こんなとこ、ソーラーカーで通りたくないなーと思ったことが伏線にあります。
で、スタート前のブリーフィングで、その工事区間について主催者が説明したところによりますと、「お前らはnew roadを通ることになるのだ(英語)」
まぁ、こう聞くと、普通に、ああなるほど、ソーラーカーのために新しい道を開放してくれたのだな、と思いますやね。
たぶん、日本からの参加チームはみんなそう思ったと思うんですけど。
で、実際は、というと、確かにnew roadでした。
でも、それは、まだ舗装もされていないnew roadで、延々と未舗装の砂利道を走る羽目になったのです。
なんとかかんとか砂利道をこなして、舗装路に戻ったところで、加速しようとしたら、ぐにゃっとリアがスライドするんですね。
後方につけていた指令車に見てもらうと、パンク。
では、路肩に止めてタイヤ交換を・・・と思ったら、new roadを出たところで延々と日本からの参加チームが同じような目にあってタイヤ交換をしている・・・「ああ、お前らもか(笑)」という笑みを浮かべつつ・・・なぜか海外チームはほとんどいなかったかと・・・。
というのがnew road事件。
で、そんなことはともかく(笑)
人生で二度目のパンク経験。(自転車、原チャのぞく)
さて、打ち合わせに・・・と思って、車を見ますと、明らかにフロントタイヤが沈んでいます。
これ、幸いにして、車の周囲を見てから乗る癖が役に立ちました。
完全につぶれているわけではないので、とりあえず、最寄りのGSまで移動。
見てもらうと、ネジががっつり刺さってまして、そこから空気が漏れてました。
うう、タイヤ交換か・・・と思ったら、あっさり直るもんなんですね。
ネジを抜いたら、キリで穴を拡大。
穴にゴムのりを注入。
そこに中空構造(注射針の穴が大きいものを想像してください)のキリ状のものを差す。
その内側から吹き矢よろしくゴムの円柱を挿入。
キリ状のものを抜くと、穴にゴムの円柱が刺さって、塞がった状態に。
ゴム自体の弾力で円柱はがっしり周りから押さえ込まれる。
円柱のはみ出た部分をざっくり切って、終了。
\2,100-なり。
実際の耐久性はどうか知りませんけど、スタンドのおっちゃんが言うには、これで大丈夫。
これくらいでいちいちタイヤ交換してたら、お金が無くなっちゃうよ!!とのことでした。
とはいえ、スタッドレスの時期までわずかなので、このまましばらく乗って、スタッドレスを挟んで春には新しいタイヤにしたいと思います。
うちの感電号ことプリウスも、ついに3万キロ越えましたし。
まー、昨シーズンのスタッドレス分もあるので、タイヤ自体は3万キロも走ってないですけどね。
恥ずかしながら、こんなタイヤ修理があるなんていままで知りませんでした。
うーん。
しかし、今回もまた、走行中に唐突にタイヤがパンクという経験が出来ませんでしたが、そんな経験しない方がいいんですよね。
Posted by waka at 2004年11月17日 00:08
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感電号は修理できるからいいけど、wakaさんご自身がパンクしないように気をつけてくださいね。(空気圧パンパンの体型がパンクしちゃうという意味ではありません。あくまでも人生のニューロードを突っ走っているとバーストしちゃいますよという、喩えです・・・<汗>・・・)
あははは、補足の方が長いのでは?(笑)
お気遣いありがとうございます。
始業点検、重要ですね!
スタッドレス、忘れていました。よろしくお願い致します。
>miyaさん
あ、了解デース。
打診してみます。
プリマニ掲示板と話がつながりました。(^^ゞ
パンクですかぁ〜走行前に気が付いて本当に良かったですね♪
私は前車のとき縁石でサイドを破った事があります(ーー;)修理不能でしたので自宅にあった予備(なぜそんなものが?!)に取り替えました。
今回wakaさんがしてもらったのは外面修理というやつのようですね。何でも内側から直す(内面修理)のもあるらしいです。修理代は上がりますが信頼性も抜群に上がるようですよ。
パンクですか?
残念でしたね。でも、周囲を見渡してから車に乗る週間が有って良かったですね。
パンクを知らずに、そのまま車を走らせていたら、修理代も高く付いた事でしょうね。(タイヤは修理不能になるし、アルミホイールだってダメージを受けますから。)
バーストでは無かったから、不幸中の幸いかな。
今回の修理材は、時間が経つにつれて接着剤の様に、タイヤのコンパウンドとの接触部分は解けて、周囲と融合してしまいます。その為、修理個所からの空気洩れは皆無なので心配は無用です。
(スチールベルトのタイヤが一般的に成った頃から、この修理用品は有りました。実績の有るものなので安心して大丈夫ですよ。)
私のプリウスは、5万kmを越えましたが、今のところ大きなトラブルも無く順調です。
これからは、私も周囲を確認してから車に乗ろうと思います。
PCがパンクしてましたが、wakaさんのところは以前と変わりない雰囲気で、ホッとしました。
やれやれ・・・