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2010年7月13日

第22回参議院議員通常選挙は、こう考えてこう投票したよ!!

恒例の(?)記事です。はい。

一応、確認として、これまではこんな感じ。
第45回衆議院議員総選挙はこう投票した!!!というオハナシ。
解答編・こんな政党や候補には投票しなかった ※第44回衆院選

前回の参院選の記事書いてなかったやー。

今回の選挙ではどうしたか…というハナシは、続きから↓

まー、だいたい天の邪鬼な投票行動ですかね。
衆院選のここ2回でいうと、小泉郵政選挙では民主党へ、セーケンコータイ選挙では自民党へ、という感じです。

基本的には支持政党ナシで、その時々の情勢や政策で投票しています。
とはいえ、景気対策のためには企業に有利な事をして欲しいと思うので、市民市民いう政党は普通に苦手。
今は、民主党政権には若干の期待を抱きつつも、所謂ネトウヨの皆さんが言うところの売国法案なんかにも若干の懸念を持っているといったようなスタンス。
若干というのは外国人地方参政権には反対だけど、仮に通ったところで、それゆえに日本が中国なりに侵略されるとかいう過激な結果にはそうそういかないでしょう?ってか、今の日本にそこまでの無茶してまで吸収するほどの魅力ないでしょ?とも思うし。
資源無いし、企業が逃げちゃえばスッカラカンなわけで。

さて、今回の参院選ではどうしたか?
今回は衆院で圧倒的多数を取っている民主党の単独過半数を阻止したいというのが、大テーマでした。
高速道路無料化とか、子供手当てとか、いろいろ気に入らない政策があるし、それらが衆参両院を強行採決でもなんでも、すんなり通るのもどうかと思うしね。

まず、選挙区。
神奈川県は定数3に対して、民主2の他、自民、みんな、新党改革、たちあがれ、共産、社民、幸福、無所属といったラインナップ。

Twitter等で、候補者個人名を明かさずに「投票が+1票か-1票かを選べるなら確実に-1票を投じたい候補がいる」「どこの選挙区の誰とは言わないけど、きっと民主で女性候補で現職大臣だから通っちゃうんだろうな」などと、つぶやいていたのはご存知、千葉景子氏。
現職法務大臣ですね。

死刑制度に反対な人もおるかと思うんですが、法務大臣である以上は粛々と進めていただきたいところ。
個人的には、以前、鳩山邦夫氏がベルトコンベアーと言って批判されたけど、あれに近いイメージで「法務大臣がハンコを捺すと死刑が執行される」のではなく「法務大臣がハンコを捺すと死刑が止められる」にすべきとは思ってます。

で、外国人参政権や夫婦別姓を推し進めると公言していて、結果的に、可視化法案を葬った方にはやはり国会に行っていただきたくない。
とはいえ、通ってしまうだろうという諦め。

しかし、民主党の単独過半数は避けたいということで、民主の2人目が通らないような投票行動を取るか…となったわけです。

では、どこに?というと、これは、もう「みんなの党」の候補者しかないわけです。
自民は手堅く固めるでしょうから、入れても入れなくても一緒。1人しか出してないんだから、確実に通る。
この時点では千葉景子氏は入ると思っていて、民主のもう1人とみんなの党の人が3位争いするもんだと予想してたわけ。
実は、みんなの党は、ちょっとキライなんです。
いや、個々人はいいですよ、今回は比例で投票したい候補とか多かったですし。

なんでキライかというと、もう代表の渡辺氏の言動がキライ。
たちあがれ日本の名前が決まった時「たちがれ?」とか揶揄してたのがどうも、ね。
※自分とこの党名だって変でバカにされてたのに
あの人、基本的に、他党のことを小馬鹿にした言動が多いんです。政策を語る時はいいし、テレビに出てまっとうに語ってる時はいいんだけど、他党の事を聞かれた時は、ほんとダメ。
大人としてどうなの?という。
品が無いのを通り越して、ていどがひくい領域まで行ってるわけです。

あと、選挙区における第三極って基本的にどうなの?と思っていて、定数1の選挙区で3人目が出たことで、与党批判票が分散して、結果的に与党に漁夫の利になるのがバカバカしいんですよね。
例えば、共産党が各選挙区に候補たててなければ、きっと日本は、もっと早く、もっと多く、政権交代が起こっていたはずです。

まぁ、選挙ってのは、逆に代表の言動が気に入らないとか、そういう政策と関係ないとこで決めるのもなんだな…とも思うんで、今回は「民主党の2人目を阻止したい」「みんなの党にも期待したい」というのもあって、そのような形に。

ということで、選挙区はみんなの党の中西健治氏に投票しました。

続いて、比例。

これは、ねぇ、迷ったんですよ。とても。

まず、候補者の個人名で投票しようとは思いました。
候補者の個人名で投票することで、その人自身が受からなくても党の票になるので、死に票を投じる可能性が減るしね。

まぁ「民主党の単独過半数は阻止したい」の趣旨から行くと、素直に行くと自民党なんですよね。
自民党にも頑張ってもらいたいし。
でも、比例の候補者でコレって人はいないんですよねぇ。

そういう意味ではみんなの党の比例候補はすごく魅力的。

なかでも、元トムスの監督さんの「舘信秀」さんにはすごーく投票したかった。
けど、個人的にはそんなにキライじゃないけど「もういいでしょう?息子さんも総理補佐官とか副幹事長で頑張ってるし」 という理由で、今一つ支持したくない元秋田県知事の当選に力を貸すことになるのもなぁ…というのもあってねぇ。
いや、地元から1人でも多くの国会議員を送ることは悪いことじゃないとも思うけども。

それに、言うほど支持してるわけじゃないのに、選挙区と比例ともに「みんなの党」ってのはどうなのよ?とも思って。

そこで、ちょっと考えたのが、いつも同様にバランス。
共産党や社民党が1〜2議席は確実に取るだろう、と。
だったら、もっと保守系の党も議席を持つべき…だったら「たちあがれ日本」か「日本創新党」か「新党改革」の候補者だな、と。

博覧会マニアとしてはY150の惨状が目に浮かぶので「日本創新党」はナシ。
そもそも舛添氏があまり好きじゃないので「新党改革」もナシ。
「たちあがれ日本」はそんなにキライじゃないので、そちらに。って感じに。

てかね、「たちあがれ日本」は叩かれ過ぎなんですよ、名前でもなんでも。
老人党ってバカにする人が多いけど、老人であれ、立ち上がって、新党を結成したことを素直にほめられないんだろうか?

個人的な思想としては、結果責任という意味も込めて、老人福祉系の予算はガッツリカットしてしまえくらいの「あまり老人に優しくない考え」を持ってるんだけど、それにしても老人をそこまで揶揄するのが許されるのってどうなの?とか思っていましてね。

ロシアの議会での議決にせよ、韓国での大使受難にせよ、保守的な政党からガツンと発信して欲しいってのもある。
ただ、「たちあがれ日本」にも注文があって、与謝野さんが合流したのはなんだかなぁ、とは思うんだけど、ね。あれで分かりにくくなったと思うし。

で、「たちあがれ日本」の誰に投票するのか?
そもそも「たちあがれ日本」に投票するのも叩かれ過ぎに対する天の邪鬼というか、 バランスを取りたいという感情もあったので、ここはもう、たぶん、世間的には日本で二番目に(一番目は富士山登山の柔道家候補だと思ったんだけどなぁ)投票したくない候補になっているであろう「杉村タイゾー」氏にしよう、と。

ちょっと見かけたこんなブログも影響した。
≫ 20代公認会計士・税理士の情熱大陸☆★ 杉村太蔵の観察力 http://macky1007.blog103.fc2.com/blog-entry-343.html
とにかく、人の顔とか覚えるの苦手でねぇ。
もう、これだけですげぇや、って思ったのもある。

なんだかんだ言っても「考えてみりゃこの若さで当選したんだ…ただのまぐれで当選するほど甘い世界じゃねぇ。この男もまた豪運のカケラを持つものなのか…?」と麻生タロー氏に言われるだけある!!
※一応、補足で書いておきますが、このくだりは漫画のネタです。実際の杉村太蔵氏や麻生太郎氏とは関係がありません(笑)

てか、ね。
杉村タイゾー氏もいつまでも叩かれ過ぎなんですよ。

いつぞやの自民党総裁選でも、グループの意向に逆らって我を通したじゃない。
あの若者は思った以上に成長していたのだと思う。
まぁ、ちょっと歌なんか歌って、またはしゃいでるとこがあるけども。

だいたい初当選時の言動が問題視されがちだけど、あれが、素直な感情の発露なんだって。
実際、カメラの前であのテンションになるかっていうとビミョーだけど、自分だって同じ立場だったら、舞い上がらないわけない。
なんというか「この中で、面に出す出さないは別として、唐突に国会議員に当選しても、はしゃいじゃわない自信のある者だけが、彼に石を投げなさい」という心境に。

どこぞの組合お抱えの候補やら、変な団体お抱えの候補なんかよりよっぽどマシですわ。
まさか「たちあがれ日本」で当選するのが虎さんだとは思わなかったけど(泣)

というわけで、比例は「たちあがれ日本」の「杉村タイゾー」 個人名で投票しました。

最後に今回の選挙結果。
非常に面白い。

とにかく一番つまらなくっておっかないのが、民主党の単独過半数。
次に怖さは薄れるけど、つまらないのが、与党での過半数。

面白いで政治を見てはいけないのかもしれないけど、前回、衆院選で民主党が勝ったのではなく、自民党が負けたのだ…というのと同様に、今回も勝者はほとんど無い選挙だったわけで。
なんであれ、今後の展開は面白そう。

 
Posted by waka at 2010年7月13日 08:19
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